写真が出てきました。
ダンタクマ大先生と自分です。
ダンさんは自分の中ではマウンテンを始めた頃に出会ったスーパーヒーローです。僕は寝ても覚めてもトマックファンですが、ダンさんもかなり憧れの存在です。
当時は世界を舞台に闘っていて、恐らく日本人で一番世界に近かった選手だと思う。
あの頃はマルチネスもエバンスもラスムッセンも若手でブィブィ言わしてたし、トマック、フリシュネクヒト、ティンカー、ブレントジェンス、ホイダルなんかの伝説級の選手がたくさんいた頃。その中を10位台や20位で走っていたんだから、スゴいんだと思う。
彼の走りを生で見る度に本当にビックリする。
下りでは他のクロカン選手にはないテクニックで目の前を通って行く。
とにかくスゴかった。
高校三年の時にエリートで初めて走ったレースで、最後尾から少しづつ順位を上げた先に彼がいた。
彼の全盛期はとっくに過ぎていたから、自分が抜いて当たり前と言えば当たり前なんだけど…なんだか嬉しかった。メチャクチャハイスピードのレースで呼吸が辛かったんだけど、抜いた瞬間ににやけてしまった。
その次の仙台での試合…『スタートから死ぬ気で行け』と監督から指示されていたので、スタート直後に5位くらいにつけてそのまま一本目の登りを走った。(やりすぎだとみんなに褒められつつ怒られました(笑))当然、耐えられるはずもなくみんなにドバドバと抜かれて…ドロップハンドルの檀さんにシングルトラックでものすごいスピードで抜かれた時に『カッケー』と思ってしまった。
この写真は全日本の時にダンさんが引退の挨拶をみんなにして回ってる時に少し話をして撮ってもらったもの。
この写真を見つけたコトで、一昨年の自分の思いやらイロイロ振り返る事が出来た。
ダンさんみたいな選手になりたい。それもあるけど、あの頃の自分が『カッケー』と呟いてしまう様な選手になりたいと思った。
今年はやるぜ。
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